50歳代では半数が、そして60歳代では半数以上が高血圧という実態

加齢とともに血圧が上昇傾向になると思っている人が多く、これは間違っていません。しかし、「しようがない」という結論いきつくのは危険だという認識をもたなければなりません。高血圧症の患者は年齢とともに増加していきます。
実際、高血圧症の人はどのくらいいるのでしょうか。厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、50歳代の40% 以上、60 歳代の50%以上、70歳代になると60%以上(3人に2人)が高血圧が見られます。
驚くべき多さで、いわゆる生活習慣病の中では患者数が最も多い疾患です。これほど多いと、「この年齢なら血圧が高いのか?高くないのか?もはっきりとわかりません。
第一、高血圧症には、自覚する「痛み」がありません。しかし、高血圧症はそのまま放置すると、きわめて危険な疾患なのです。「人間は、血管とともに老いる」ともいわれます。高血圧症は、「動脈硬化」っまり「血管の老化」を促進します。血圧と動脈硬化には密接な関係があり、高血圧が動脈硬化を進行させ、動脈硬化がさらに高血圧を悪化させるという悪循環をきたすのです。

「高血圧と動脈硬化」のどちらが先か、というのは「鶏と卵」のようなものですが、いずれにせよ、老化が進展する先には、体の重要な臓器で、脳、心臓、腎臓の重大な障害が待っているのです。すなわち、脳卒中、心筋梗塞、腎不全などです。

高血圧症は、基本的に自覚症状というものがありません。高血圧症が「サイレント・キラl(沈黙の殺し屋)」と呼ばれるのはこのためです。頭痛がしたり、気分が悪い、肩こりがひどいなどの症状があって、血圧を測定してみると血圧が高いこともあります。これは体調が悪いために、体のストレス反応として血圧も高くなつているのです。高血圧が原因で症状が現れたわけではありません。

ちなみに血圧が低い場合には、冷や汗が出たり、脈が速くなったり、症状がでます。

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