性格、趣味、加齢なども血圧が上昇する原因に

生活習慣や食習慣以外にも性格も血圧に多いに関係します。短気で怒りつぼく、いつもイライラしているような人は、ちょっとしたことが大きなストレスになって心にたまってきますから、それだけで血圧も上昇しやすくなります。
温厚な性格であっても仕事などをしているときは、イライラしてしまう人もいてその時だけ急激に血圧が上昇してしまう人もいます。
会社の場合ですと、苦手な上司と関わると反射的に血圧が上昇する人もいます。

ある調査によると、ふだんは正常な血圧の人でも、口げんかや言い争いをすると、瞬間的に最高血圧が200mmgHGを超える、という結果が出ています。性格はなかなか直せませんが、イライラせず、怒らず、争わず、ゆったりした気持ちで生活するのが、血圧を上げないためにもよいようです。
よく100歳を超えるようなお年寄りが長寿の秘訣を尋ねられると「細かいことにくよくよせず、のんびり生活すること」と答えます。このあたりにも、性格と血圧の関係に大きく寄与していると思われます。
趣味や娯楽は、生活に潤いをもたらし、ストレスを解消してくれます。高血圧症を予防・治療するためにも、ぜひ活用したいものです。心身の緊張状態が続くと自律神経も不安定になり、これも血圧を上昇させる一因となります。
ただし、その内容や楽しみ方によっては、血圧を上昇させてしまうことがありますから、注意が必要です。代表例としては、ギャンブルやスポーツの勝敗に熱中することがあげられます。プロレスやサッカーなどを観戦中に、興奮して死亡したなどのニュースもあります。
男性の場合は、アダルトビデオやDVDなどによる性的興奮にも注意でが必要です。もちろん、こうした趣味や趣向は、ある程度気持ちを入れなければ成り立ちませんし、ストレス解消にもなりません。そのあたりはうまく折り合いをつけ、「熱く」なるのをほどほどにとどめましょう。

年齢とともに血圧が高くなることは、一般的です。最も大きな原因は、やはり動脈硬化です。加まっ齢とともに大動脈や手足など体の末端にある末梢神経が硬くなったり、細くなったりします。動脈硬化が進むと、血液が流れにくくなり、その結果として動脈庄が高まり、高血圧症となるのです。

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