健康基本のベースに必要な「ファイトケミカル」

赤ワインブームが起きたのはちょうど10年ほど前のことですが、ポリフェノールの健康パワーは、定番ですが、活性酸素を撃退して、体のサビつき、老化を防ぐ抗酸化物質の一種です。
こうした体の酸化防止効果のある植物性の機能物質を「ファイトケミカル」と呼びます。ポリフェノールを追いかけるように、イソフラボンやカテキン、セサミノールなど多くの種類が知られるようになり、食品だけでなくサプリメントなどで摂取する人が急増しています。

ファイトケミカルには、劇的に血圧を下げる効果はありませんが、細胞のがん化を防ぐ作用、血液中にたまったコレステロールの酸化を抑制して動脈硬化を予防する効果、あるいは抗ぅっ作用などがあります。積極的にとって高血圧症による合併症を予防したり、高血圧症そのものを改善するための健康な体づくりに役立てましょう。
ファイトケミカルは野菜や果物に多く含まれ、主に次のようなものがあります。
ポリフェノール
赤ワインのほか緑茶やウ一口ン茶などに多く含まれ、特に悪玉コレステロール(LDL)に対する抗酸化作用が高いのが特徴。動脈硬化による心臓病の危険性を大幅に改善する効果が期待できます。
イソフラボン
大豆の芽に豊富に含まれます。女性ホルモンに似た働きがあり、女性の更年期症状の濃和や骨租しょう症の予防に効果があるほか、乳がんや大腸がん、前立腺がんなどの予防効果もあるとされています。
カテキン
緑茶をはじめ紅茶やウ一口ン茶に多く含まれています。発がん抑制効果のほかコレステロールや中性脂肪などの血中脂質を低下させる作用、糖尿病予防効果などが確認されています。
セサミノール
ごまに含まれる成分で、細胞のがん化を防ぐ効果のほか、悪玉コレステロールの酸化を抑えて動脈硬化を抑制する効果があります。
ルチン
そばやトマト、アスパラガスなどに含まれ、血圧のコントロールや貧血予防に効果があるといわれます。

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